ホテル療養できることはありがたいこと
でも近くに人がいないというのが
少し不安なところでもある
自宅にいればだんなちゃんが近くにいて
なにかあれば何らかのことをしてくれるだろうけど
ホテル療養は管理されているとはいえ
部屋にひとりぼっち。。
大丈夫!看護師さん達を信じて頑張ろう
ホテルへ出発!
2021.08.28(土)
ホテルへ出発の日
午前中の間、横になっているとき
「桃」が食べたい!!
(だけど剥く気力がない)
だんなちゃんが「桃」を剥いてくれた!
いつもは料理もしない包丁をもつこともほとんどないのに
ほんとは優しい人なのか(?)www
ホントにホントに嬉しかった!そして美味しかった!
出発予定の時間に電話がなりマンションを降りると
ドライバーの方が少し離れて待っていた
少し会話をして車に乗り込む
車の中にいた同乗者の若い女性に軽く挨拶をして
運転席との間には厚めのビニールで仕切られてる
とはいえ、ドライバーさんに移してしまわないかと
こっちが心配してしまう
とてもありがたいけれど、たいへんな仕事だなと感じた
部屋の中は快適
ホテルの裏口に到着すると、テーブルに書類袋があり
自分の名前が記載されているものを見つけた
「ルームキー入ってます」
とも書いてあった
中から看護師さん(?)らしき人が
「それ持って入って」というジェスチャー
部屋は9階でダブルベッドの部屋
長めの机にテレビと電話
思ったより広くて快適
ほどなくして、電話がなり
療養にあたり諸々の説明と持ち込んだ薬について聞かれた
ステロイド系の薬はNG
解熱剤もNG
熱がでたときは看護師に連絡してから服用する
ということだった
掛かりつけの先生に聞いていた通り厳しい管理
「なぜステロイド剤はダメなんですか?」と
聞いてみたけど、
「入院になったときに今後の治療に影響がでないように」とか
「そういうきまり」だとか言われた
治療してくれるわけでもないのに薬のダメ出しには
到底納得いかない
しんどかったら、全部飲みますからーー(とは言わなかったけど)
LAVITAで管理
ホテル療養中は、「LAVITA」で管理
「HER-SYS」に似たもので主に体温とパルスオキシメータの値を
毎日6:30と15:30に入力
毎朝9:30~11:00頃に看護師さんから電話による状況確認
看護師さんはLAVITAの値をチェックしているので
熱が出ていたりすると電話がなり
解熱剤OKとなる
なにがしんどいってその電話
自分のスマホなら横になったまま話ができるのに
机にある電話は線が短く起き上がらないと話ができない
ホテル療養中はかなりしんどい状態になっていたので
結構頻繁にかかってくる電話はほんと辛かったわー
初日の晩御飯
食事の時間は
朝 8:00 昼12:00 夜18:00
その時間になると館内放送が流れ
それぞれが1階に取りに行き部屋で食事を済ませると
その時間内にゴミをまた1階に捨てにいく
食事の時間帯以外は部屋から出てはならないきまり
1階に行くとスーパーの袋にお弁当とマスクが入っていて
脇の方にお水と麦茶が置かれている
お弁当は一人ひとつ(当然)
飲み物は多めに持って行っていいそうだ
動くと咳がでるのでかなり辛い
レンジでお弁当をチンしてる間も
しゃがみ込んで待つ状態
周りに私ほど酷い咳している人はいない
初日の晩御飯は「かつ煮弁当」
箱に入ったお弁当で思っていたよりちゃんとしている
ホテル療養は宿泊代はもちろんのこと食事代も無料なので
軽症者にとってはこの上なくありがたい療養施設だ
ただ、その頃の私は動くと咳が止まらない状態になっていて
咳しすぎて息ができないほどで、
食事を取りに行くというのがほんとに辛すぎて仕方なかった
それに味覚も塩分を強めに感じるというか
いつものようには美味しく頂けない(涙)
食欲もないけれど本来は好きな「かつ煮」を
頑張って2切れ、ごはんも1/3くらい
なんでも最低1口は食べるように心掛けた
看護師さんからの電話
食べ終わった弁当ごみをやっとの思いで
1階まで捨てにいき、ホッとしていると
看護師さんからの電話がなる
ダルおもの体を起こして電話にでると酸素量の確認
90%前半を示している
「指を変えて計ってみてください」
と言われるので何回か違う指でも計ったりして
挙句、確認したいからパルスオキシメータ持って
1階に来るようにとのこと
(あーーまた1階まで行くんですかぁぁ・・)
窓ごしに会話(インターフォンが使えるような??)
また「指変えてーー」と何回か計っても変わらず
今度は隣のテーブルに据え置きのパルスオキシメータ
使ってみてといわれるので、それで計って
指変えたりしながら、やっと94%に!
看護師さんのOKサインでようやく部屋に戻れた
ホテル療養2日目
2021.08.29(日)
朝 6:30「LAVITA」の入力を促す館内放送で目覚める
検温と血中酸素を計って入力(またしても90%前半の値)
8:00頃、看護師さんからの電話
また、1階まで来るようにと言われる
窓越しに計測する間
しんどすぎて、しゃがみ込んでゴホゴホ・・
数値はやっぱり変わらず
今回は看護師さんもすぐに諦めて
「入院!」「入院しましょ」と言った
なんかあっけない。。
酸素吸引でもさせてくれるのかと思いきや
突然の入院とは・・
とりあえずをお弁当を持って部屋に戻った
看護師さんからの電話によると
「今入院先を探してますが、ちょっと時間がかかりそう」
「決まったら連絡します」とのことだった
やっぱり病院はどこもいっぱいなのだろう・・
今日の朝食は「のり弁」
嫌いじゃないけど朝はパン食の私にとっては
少々重めの朝ごはん
といっても食欲ゼロ・味覚おかしい私にとっては
なんでも1口は食べようが目標のお薬
それでも、おかかとのりを乗せたごはんは
今まで感じたことのないお米の甘味がして美味しかった
その後も看護師さんと電話で会話
「熱があるので解熱剤飲んでいいですよ」とか
酸素量計らされたりとか・・(94%まで復活)
それからしばらく連絡がないなーーと思っていたら
看護師:「とりあえずもう少しここで様子をみます」
というわけで、入院は一旦取りやめとなった
昼食は「天丼弁当」
この頃になると食べたあとの弁当ごみを
時間内に1階に捨てにいくのを諦め、
次の食事を取りに行くときに捨てるようにした
夕食は「チキンライス」
味の濃いものがどうしても美味しく感じなくて
大好きなチキンライスはわずか2口
どれも好きなメニューなのに食べられないという・・
ホテル療養3日目
2021.08.30(月)
3日目の朝 6:30にLAVITA入力
8:00 に呼吸困難(?)級の咳をしながら
1階まで朝食を取りに行く
クロワッサン1つとスクランブルエッグ・ソーセージ
などなど1口ずつをやっとの思いで食べてみる
(もう美味しさなど、これっぽっちも感じない)
しばらくして看護師さんからの状況確認
呼吸困難級の咳がでて食事を取りに行くのが
辛すぎることを訴えると
取りに行かなくていいように
おかゆとゼリー飲料を用意してもらえることに
ありがたい!!
血中酸素が90%を切ったり戻ったりで
酸素投与もしていただけることになった
(嬉しすぎるーー)
急展開
不織布マスクした上にフェースマスクとヘアキャップ
ゴム手袋とビニールの割烹着(?)で完璧な防護服の
看護師さんが二人
(どこか宇宙服にもみえる)
おかゆ2個・ゼリー飲料2個と酸素の機械を
持ってきてくれた
酸素を吸引すると、90%を切っていた酸素量が
みるみるあがってあっという間に97%になった
さっきまで横になっても咳が止まらなかったのに
酸素を吸うと落ち着いた
(あーーこれでしばらく過ごせば回復するのかな!?・・)
と思ったのも束の間
看護師:「○○さん、入院することになりましたので・・
救急車が13:30に到着するのでそれまでに荷物まとめといてください」
と、また急に・・
(おかゆもらったけどいらなかったってこと??)
看護師さんが一旦、退出された
出発までまだ時間があるので、しばらくゆっくりして
荷物をまとめ始めると電話が鳴った
看護師:「救急車12:30に到着することなので・・」
えーーーっ(゚Д゚;)あと30分しかない
シャワー無理??ムリムリ
実はホテル療養になって動くと咳が止まらないので
まだシャワーを浴びたことがなかった
熱もあったりなかったりで体はベッタベタなのだ
髪を洗うのは諦めた!
酸素を外して死に物狂いでシャワーを浴びた
シャワーから出るとすぐに酸素を吸って
少し落ち着いてから新しいTシャツに着替えた
3日ぶりにスッキリし気持ちよかった
救急隊到着
2人の救急隊が到着して容体について話をした後
車いすで1階まで運んでもらい
そこから救急車のストレッチャーに横になって
「順天堂大学付属医院」に救急搬送された
人生2度目(たまたまですが)の救急車
この方(救急隊)達はいつも「ピーポーピーポー」のサイレン
と共に移動しているのだなーーーと
ビニールに覆われた(感染防止)中でくだらないことを考えていた